進路の悩み。母の役割とは。

私が高校生の頃と言えば(私の周りで言うと)就職6割、進学3割、プラプラ?1割だった。
プラプラ?の部分に関しては、いわゆる「家事手伝い」なんだろう。
嗜む程度に短大とか後から入った人もいたみたいだけど、良いとこの方々だっただけに未だによく分からない。
私は6割のうちの人間だったので、進学組が羨ましかったな~
子供には絶対進学させたかったんだけど、今の時代、高卒就職組って1割くらいなのかしら?
少なくともうちの子供の周りではそうみたい。
しかも今は売り手市場だそうで、けっこう就職先もあるみたい。
でも、大半が1年以内に退職しているらしい。
私の場合なんだけど、就職前にこの仕事は何をする仕事で必要な資格は何でってのはなくて、入ってから育ててもらったクチなので、あまり頭でっかちに入る前に色々モヤるのもどうかと思う。
学校の進学に関する授業やらでは、やたら「その学校を目指す目的」「その先に目指す職業」について詳しく書かせようとしているように感じる。
それって、現時点でそこまで決めつけなくてよくないですかね?
もちろんしっかり目標があるに越したことはない。でも、そこを突っ込みすぎることによって迷いが生じるパターンもあると思う。
高校生はまだ夢の段階で良くないですか?
進学先だけでも20年以上前に比べると数倍の選択肢、経済も働き方にしても色んな選択肢が増えました。
ちなみに私が新卒で入った会社は「結婚したら辞める」が慣例でした。
その数年後にパート制度が作られて、パートになる人も数人はいたそうです。
でも、長年積み重ねた呪詛は抜けない、そのままの待遇で残る人は1人もいなかったと聞きます。
こういう高校での指導傾向は職業のミスマッチが原因と思われているからだと思う。
でも、原因はそこだけですか?
売り手市場も手伝って「入ってから育てる」会社の余裕も少なくなって即戦力を求めがちな昨今。
そして待遇(収入や福利厚生)が充実してないなら、仕事の内容云々より「もっと良い環境があるのではないか」と旅立つのは仕方がないことではないかと思う。
昔ながらの最低3年は勤めて、なんて言ってたら病んで復帰が難しいなんてことになったり。
しかしながら仕事ってやりながら経験積んで覚えて広げていく側面もあるだけに、悪循環があることは間違いない。
正直自分も今中小企業(零細寄り)に居て、新卒を育てるほどの余裕は自分自身にもない。
新卒を採用して短期間で辞められてまた新しい求人をかけていくなら、大事に育てて欲しい気持ちもあったり、難しいですね。
職歴って、新卒でしっかりした(福利厚生、育てる環境)職場に入るとやはり後が違ってくると思う。
変に頭でっかちになって「こんな職場じゃないと!」って方向に行くとまた違うけど、社会人とはこういうものっていうくみ取る力はつくと思う。
我が家はけっこう「理不尽は普通」を教えてきたと思う。
スポーツ系の部活動をやってきた娘なので、部活動での理不尽も悩みながら乗り越えてきた。
この理不尽を乗り越えられず、くみ取れずに逸脱してしまう社会人もいると思う。
今はもっと知識や資格を取って、大手企業と言うよりは福利厚生などしっかりした会社に就職を目指すべきなのか。
企業人としての自分の視点と、母としての視点で矛盾があり、私自身が不要に悩んでいる今日この頃です。
娘の周りの先生方はバリバリのスポーツ推薦からの教職でバイトもしたことない、エリート公立校卒の国公立大からの教職でバイト経験なし、みたいな先生が多く、あまり当てにならない感じです。
進路のことは先生方に任せればいいという声もあり、過干渉だともいわれるけど、私は自分でも色々調べて子供の適性や性格を考えてアドバイスもしていけたらと思います。
もちろん受験対策などは先生方にお任せしたいと思っています。
餅は餅屋。
私は母親。

コメント

タイトルとURLをコピーしました